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エアーマンの倒し方に学ぶ「ひとり社長の会計の基本」

こんばんは。

ビジネス・ゲーミフィケーターの富士陽天です。 

今日は、 
1人社長の方からご相談がありました。


「決算書の作り方が分からなくて 
毎年、この時期が憂鬱です。。 

ネットでたまたま富士さんを知りましたが
ビジネス・ゲーミフィケーションという 
エンタメから学び、ビジネスに転用する? 
活動をされているようなので

なにか取っ掛かりの 
アドバイスを頂けたら幸いです。」

ということで 
この方にコンサルさせて頂きましたが 
たった一時間ほどでしたが 

会計ってそういうことだったんですか! 
な~んだ分かってしまえば簡単ですね! 
これなら決算書、自分で作れそうです♪

という感じで、
最初は、どよ~んとしてたのが 
パッと明るくなってお帰り頂きました^^


この手の経営相談も多いので 
せっかくなので読者さんにも 
シェアしたいと思います。


***

まず、未知のジャンルを攻略するには 
これは何にでも言えますが 
「2段階の学習法」をマスターすると楽ちんです。 

ただ、いきなり決算書を事例にすると 
身構えてしまうと思いますので 
なじみのあるゲームで例えると・・・



ロックマンなどの横スクロールアクションは
いわゆる「覚えゲー」 と言われています。 

それは、 
何度もやられながら少しづつ 
パターンを学習して攻略するゲームだから。

こうした 
「覚えゲー」の攻略法は 二段階に分かれます。 



第一段階は 
まずステージマップ全体の構成を覚えること。 

心当たりあるとおもいますが
やられる原因のほとんどは
初めて見る罠や敵に対応できず
「初見殺し」されることにあります。

あの悪名高い?

ロックマン2のエアーマンは

距離をとっても後ろに回っても

竜巻相手じゃ意味がない!

ってことを知るまで苦戦しますよねw

どこから敵が出てくるのか? 
落とし穴はどこにあるのか?
最大の難所はどこか? 

などなど 


まずはクリアすることよりも
わざとやられて無敵になっている間に 
どんどんステージを進めて 
マップ構成を覚えていきます。 


そうすれば、 
何をどうすればいいのか 
ある程度アタリをつけることができますよね。 


これを 
「全体像のフレーム」を作るといいます。




第2段階は
全体像のフレームに当てはめながらプレイし
ケーススタディを積み上げる 事例集め。


最初に覚えた敵の出現位置や 
罠のかわし方、難所の攻略法を 
仮説を立てて 検証していきます。 

気がついたら足場がなくなったり
アイテム2号がなくても

楽に向こうの岸まで渡れるまで

何回やっても何回やっても

やられパターンは二度とせず

上手くいったことは繰り返す。



そうやって 
フレームを強化していくことで 

やがてはロックバスターだけで

エアーマンが倒せるようになるくらい

自分の中で攻略パターンが生まれます。 




これを 
 「フレームの強化」といいます。 




最初にある程度、 
エネルギーを使って
「全体像のフレーム作り」をしたら 

あとは意識してプレイするだけで
どんどん「フレームの強化」がされていく。 


これが上達の近道です! 



では、 
これを、もう少し抽象度をあげると
同じことが人生にも言えますよね。 


例えば、 
ショッピングモールや 
テーマパークなど

先に園内マップを覚えて
全体像のフレームを作ります。 

それからプレイした方が 
スムーズに楽しむことができますよね。 



さらにこれを 
ビジネス・ゲーミフィケーションすると 

例えば、 社長さんはこれからちょうど 
決算書作りに 勤しむと思いますが 

会計に苦手意識を持っている 
経営者がとても多いです。 


決算の解説本のほとんどが 

財務三表の細かい用語や 
勘定科目の振り分けなど 
枝葉末節の内容にページを割き 

しかも専門用語のオンパレードなので 
多くの経営者が初見殺しさてしまいます。。



この攻略法も一緒で 
まずは全体像のフレームを作ること。 


お金の種類はたった5つ。 

        個人→法人
・貯めたお金 (貯金→資本)
・借りたお金 (借金→負債)
・投資したお金(運用→資産)
・稼いだお金 (給料→収益) 
・使ったお金 (出費→費用)

まずは、これだけ覚えること。 



そして                 個人→法人
・どこから集めて、どこに流したか?(全財産→B/S) 
・いくら使って、いくら稼いだのか?(家計簿→P/L) 
・手元で使えるお金は、後いくらか?(お財布→C/F)


決算で見ているのは、 
たったコレだけです。


個人でいうなら 

年に一度、 
お財布の中身を確認して
今年の家計簿をつけて
全財産を把握しているだけ。


こういう感じで 
まずは決算って何をやっているのか? 

ざっくりと全体像のフレームを作ること。 

そして、 
抽象度を個人や法人に上げ下げしたり 
ゲームや遊園地など左右に事例を振って 

まるで3Dの着せ替えキャラを
いろんな視点でグルグル回すように 

ビジネスで使う概念を 
既に知っている体験に置き換えて
いろんな視点でグルグル回すこと。 


これを「哲学思考」と呼びますが 
哲学できるようになると 

どんな事象にも通用する 
究極のフレームである
「グランドセオリー」を見抜くのが 
簡単にできるようになります。



哲学思考をしている時の 
視点をグルグル回している感覚は 
絵本「りんごかもしれない」が 
分かりやすくて参考になります♪



決算書づくりや会計を
苦手としている 
ひとり社長の方ほど

いきなり会計ソフトに 
取り組むまえに 

ぜひ、 
全体像のフレーム作りを 
ゲームや絵本などのエンタメから入り
ビジネス・ゲーミフィケーションして 
取り組んでみて下さいね。


そしたら

E缶を最後まで取っておかなくても

決算書は攻略できるはずです♪


質問や感想などあれば 
また送ってくれれば 
続きを書きたいと思います。 


それでは、また!